車の傷を放置するリスクとは？修理の種類や費用の目安も解説

車を運転するうえで避けられないのが傷です。傷を放置している車を見かけることもありますが、放置するのは厳禁です。
ここでは、スーパー整備工場のラチェットモンキーが、傷を放置するリスクを徹底解説。修理の種類も解説するので、ぜひ参考にしてください。

車についた傷を放置するのは厳禁！

運転していると、車体に傷がつくこともあります。障害物にぶつかったり、縁石に乗り上げたりしてできる傷は、目立つためすぐに修理するでしょう。
しかし、飛び石などの目立たない傷は、走行への影響がないので放置しがちかもしれません。ただ、このような傷がサビの原因になることもあるのです。

目立たない小さな傷も放置してはいけない？

車体は鉄やアルミなどの金属でできています。金属は空気中の酸素と反応してサビが発生しますが、塗装が剥がれている部分があるとそこから空気や水分が入り込み、サビにつながります。
さらに、塩分を含むとサビの侵食が早くなります。そのため沿岸部など海の近くに住んでいて車を所有している方は、特に注意が必要です。

車の傷を放置しているとどうなる？

たとえ小さな傷であっても、塗装が剥がれていると紫外線や雨風によるダメージを受けやすくなります。結果としてサビが発生しやすくなり、長期間に渡って放置していると見た目の美しさが損なわれる恐れも。
車の価値が下がり、買取や下取り額にも影響を与えるので、できるだけ早く修理する方がよいでしょう。

車の傷の修理費用はいくら？傷の種類別に確認

小さな傷であれば自分で修理できそうに思えますが、品質や仕上がりを重視する方はプロに依頼する方が安心。とはいえ、修理に出すといくらかかるのか気になるところですよね。
以下の表は主な傷の種類とそれぞれの修理費用の目安です。

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なお、傷の範囲や程度、車種によって費用は前後するので、正確な金額は見積もりをもらって確認しましょう。

飛び石でできた傷

目立たない小さな傷であれば、コンパウンドやタッチペンを使って自分でも修理できます。その際の費用は2,000〜3,000円ほどが目安。業者に依頼するより安く済みます。
仕上がりを重視して業者に依頼する場合は、1万円前後が目安となります。

壁や縁石にこすってできた傷

範囲が狭く目立たなければ、コンパウンドやタッチペンで修理すれば費用を抑えられます。しかし範囲が広い場合は部分塗装が必要になり、2万〜5万円ほどかかることも。

ぶつけてできたへこみ傷

走行時のスピードによって、ぶつけた時の衝撃は異なります。徐行など遅いスピードであればへこむ範囲が狭く、デントリペアという方法を用いて1万〜2万円ほどで修理できます。
ただ、へこみが大きかったりバンパーが外れていたりすると、より高額な費用がかかります。部品交換が必要になると10万円以上かかることもあります。