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4点式シートベルトが車検に通らない理由とは?

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4点式シートベルトが車検に通らない理由とは?

車のシートベルトを4点式に変更していると、車検に通らないと言われています。実際のところどうなのか?スーパー車検工場のラチェットモンキーが、理由も含めて詳しく解説します。

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4点式シートベルトとは?

4点式シートベルトとは、両肩の2点と腰の2点、計4点の支点を持つシートベルトです。多くはレーシングカーなどに装備されており、一般的なシートベルトに比べて身体をより確実に固定してくれます。
なお、レーシングカーに関しては、5点式シートベルトや6点式シートベルトが装備されている場合もあります。

4点式シートベルトと一般的なシートベルトの違い

一般的なシートベルトは3点式・2点式になっています。自家用車や社用車のシートベルトは、肩口の1点と腰の2点、計3点で身体を支える3点式。

後部座席の中央やバスの座席などのシートベルトは、腰の部分のみを支える2点式です。

3点式シートベルトが登場したのは1959年

現在は3点式シートベルトが一般的ですが、1946年までに生産されたものに関しては、そもそもシートベルトがありませんでした。
しかし、1946年にアメリカの「タッカー」という車種が登場したことにより、シートベルトが標準装備されるようになります。なお、当時のシートベルトは2点式でした。
その後、1959年にスウェーデンのボルボ社が3点式シートベルトを開発し、「PV544」という車種に初めて装備されたという経緯があります。

4点式シートベルトは公道の走行が禁止

2点式・3点式に比べて固定力が強い4点式シートベルトですが、実は公道の走行が禁止されているのです。4点式シートベルトを装着しての走行が許されている場所は、サーキットなどクローズドな環境のみ。

公道を走る際は3点式のシートベルトを装備して、保安基準を満たす必要があります。

「カッコいい」という理由で4点式シートベルトに改造してはいけない
上述したように、4点式シートベルトは、レーシングカーなどに装備されているものです。そのため、「カッコいい」「レーシングカー気分を味わいたい」といった理由で、3点式シートベルトから4点式シートベルトに改造しようとお考えの方がいるかもしれません。
しかし、公道を走行する場合は、3点式シートベルトを装着する必要があります。4点式シートベルトを装着して公道を走行することは禁止されているのでご注意ください。

4点式シートベルトは車検に通らない?

4点式シートベルトは、車検に通りません。レーシングカーに採用されるシートベルトなので安全性が高いと思いますよね。しかし、国土交通省が定める「道路運送車両法の保安基準」を満たさないので、車検に通らず公道の走行ができないのです。

保安基準の条項はいくつかありますが、シートベルトに関連するものが次の通り。

・容易に着脱することができ、かつ、長さを調整することができるものであること

・通常の運航において当該座席ベルトを装着した者が、その腰部及び上半身を容易に動かし得る構造のものであること

上記の保安基準に関連して、実際の問題点をより詳しく説明します。

車検における4点式シートベルトの問題点

4点式シートベルトの問題点は主に2つあります。1つは「身体の動きが制限される」こと。もう1つは「衝突事故の際のリスク」です。

それぞれの詳細が次の通り。


身体の動きが制限される
4点式シートベルトは激しい動きの中でも、ドライバーの身体が座席から離れないよう確実に固定する目的で作られています。装備されているレーシングカーは常に高速で走行し、カーブも極力、速度を落とさずに曲がります。そのため、ドライバーに身体には絶えず大きな慣性や遠心力がかかります。

一方、自家用車の運転中に、レーシングカーほどの慣性や遠心力がかかることは、ほとんどありません。また運転中は、安全確認や機械操作を行うため座席の中である程度、身体を動かせる余白が必要です。

身体をガッチリ固定する4点式シートベルトではこれらの動作が行えず、運転に支障をきたします。

衝突事故の際のリスク
自家用車に装備されている3点式シートベルトは、衝突事故の際にベルトのテンション(張力)をロックします、そして次の瞬間、適度に緩みを発生させドライバーの身体を守ります。

3点式シートベルトはエアバッグとの併用を前提としてるので、このような構造になっています。

しかし4点式シートベルトは常に身体を固定しているため、緩みが発生しません。そのため、エアバッグが意味を持たないのです。代わりにレーサーは、頭部や首などを保護するサポーターとヘルメットを装着。

3点式と4点式シートベルトは衝突時の想定が異なります。つまり、自家用車に4点式シートベルトを装備することは、かえって運転手の安全性を欠いてしまうのです。

保安基準を満たす状態にしてから車検に出そう

車検に通らないと、公道を走ることができません。4点式シートベルトで走行が許されている場所は、サーキットなどクローズドな環境のみ。

自家用車を運転する際は一般的な3点式シートベルトを装着し、保安基準を満たしたうえで車検に出しましょう。

車検時に見落としがちなシートベルトの注意点

3点式シートベルトを装着していても、状態によっては車検に通らないこともあります。見落としがちな注意点をまとめたので、ぜひ参考にしてください。

引き延ばしても元に戻るか

正常なシートベルトは、最大限まで引き延ばしても元の状態に戻ります。運転席のシートベルトであればすぐ異常に気付けますが、乗る機会の少ない後部座席は確認を怠りがちです。

車検では後部座席のシートベルトも検査されるので、正常に動作するか事前に確認しておきましょう。

シートベルトがない中古車の場合

今では全座席への装備が当たり前になっているシートベルトですが、旧車には装備されていないケースもあります。シートベルトの装備が義務化されたのは1969年4月以降。

保安基準は生産当時のものが適用されます。そのため、1969年3月31日前に生産された車は、シートベルトの装備義務が免除されるのです。
シートベルトを後付けすることは可能
上述したように、元々シートベルトが付いていない中古車に関しては、シートベルトがない状態でも違法になりませんが、シートベルトを後付けすることは可能です。法律上の観点とは別に、安全上の観点からは、シートベルトを後付けするほうが良いでしょう。

まとめ丨車検に出す際は3点式シートベルトで

4点式シートベルトは保安基準を満たさないため、車検に通りません。なのでもし、愛車が4点式シートベルトの場合は3点式に変更したうえで、車検に出す必要があります。

シートベルトの確認や旧車の車検など、お悩みごとがあれば、スーパー整備工場のラチェットモンキーまでご相談ください。お客様に最適なご提案と、わかりやすく丁寧な説明をモットーとしています。

国家一級や二級自動車整備士の資格を持つ凄腕のメカニックが多数在籍しており、車検は土日や祝日でもOK。作業の様子をお客様にご確認いただきながら実施する立ち合い車検も行っています。

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