廃車証明書を紛失した時の再発行方法は？必要書類などを紹介

廃車手続きが完了したら、証明書を受け取らなければなりません。受け取り忘れや紛失した場合などは、再発行が必要になります。

ここでは、スーパー整備工場の「ラチェットモンキー」が、廃車証明書の再発行について詳しく解説します。必要書類などもまとめているので、ぜひ参考にしてください。

廃車証明書とはどのような書類？

廃車証明書とはその名の通り、廃車手続きが完了した旨を示す文書。廃車とは、運輸支局に登録されている車の情報を取り消し、公道を走れない状態にすることです。

また、廃車手続きには「永久抹消」と「一時抹消」の2種類あり、それぞれで証明書の呼び名が異なります。

・永久抹消→登録事項等証明書
・一時抹消→登録識別情報等通知書
※軽自動車の場合はいずれも「自動車検査証返納証明書」で統一。

廃車証明書が必要な場面

廃車証明書は、下記のような場面で必要になります。

・自賠責保険や任意保険の解約および中断
・一時抹消した車を再開する時
・車庫証明を申請する時

重要な書類なので、紛失しないよう大切に保管しておきましょう。

廃車証明書を発行してもらえるタイミング

廃車証明書は、運輸支局や軽自動車検査協会で発行してもらえます。普通自動車・軽自動車で発行場所が異なるので、詳しく見ていきましょう。

普通自動車の場合

普通自動車の場合、最寄りの運輸支局や自動車検査登録事務所で発行してもらえます。受け取る書類は「登録事項等証明書（永久抹消）」もしくは「登録識別情報等通知書（一時抹消）」

書類の発行には300円の手数料が生じます。

軽自動車の場合

軽自動車の場合、軽自動車検査協会で発行してもらえます。受け取る書類は「自動車検査証返納証明書」で、手数料が300円かかります。

手続きをしたのにもらっていない時はどうする？

廃車手続きをしたのにもらっていない、もらうのを忘れた場合は再発行手続きが必要です。

しかし廃車証明書には、再発行できない書類もあります。詳細をまとめたので見ていきましょう。

廃車証明書は紛失しても再発行できない？

再発行できる・できない書類をまとめた表が下記の通り。

書類	再発行
登録事項等証明書（永久抹消）	可
登録識別情報等通知書（一時抹消）	不可
自動車検査証返納証明書（軽自動車）	不可

それぞれ、紛失した際の手続きが異なるので詳しく見ていきましょう。

登録事項等証明書を紛失したら

登録事項等証明書を紛失したら、運輸支局で再発行手続きを進めます。本人確認書類のほか、請求理由書や自動車登録番号、車台番号（下7桁）が必要なので準備しておきましょう。

登録識別情報等通知書を紛失した時の手続き

登録識別情報等通知書は再発行できません。代わりに「遺失等に係る新規検査、登録申立書」を発行してもらえます。

最寄りの運輸支局で手続きを行いますが、その際は下記の情報が必要です。

・登録事項等証明書
・遺失物届の受理番号
・譲渡証明書
・新旧所有者の実印
・印鑑証明

なお、事前に警察署で遺失物届けを提出しておかなければなりません。また、登録事項等証明書が準備できない時は、車検証のコピーや納税証明書に加え、車台番号の拓本を準備します。

拓本は、エンジンルームに刻印されている車の識別番号をメモすればOKです。

自動車検証返納証明書（軽自動車）紛失したら

自動車検査証証明書も再発行できません。代わりに、改めて登録手続きを行います。

軽自動車の廃車登録には、下記の書類が必要です。

・新規検査願出誓約書
・譲渡証明書
・遺失等に係る新規検査願出書
・自動車検査証返納証明書紛顛末誓約書
・車台番号の拓本
・実印
・印鑑証明

必要書類が多く手続きの時間もかかるので、紛失しないよう注意しましょう。

廃車のご相談もラチェットモンキーへ

廃車証明書は保険の解約や車庫証明の申請時に必要になる大切な書類。紛失すると各種手続きが必要になるので、気を付けて保管したいところ。

もし手続きにお困りであれば、スーパー整備工場のラチェットモンキーまでご相談ください。手続きの代行や車の処分まで、幅広い作業を代わりに請け負います。

香川県内であれば無料で出張引取が可能ですので、お気軽にご利用ください。