水没車は廃車?修理できる?修理費用の目安をご紹介し、買取りしてもらうケースと比較
自然災害の増加によって愛車が水没してしまい、水没車または冠水車になってしまうことがあります。水に沈んだ車を見ると精神的に大きなダメージを受けますが、同時にその先、車をどうすれば良いのか分からないという方もいるでしょう。
水没車の修理費用がどれくらいになるのか、業者に買取りをしてもらう場合の金額はいくらくらいになるのかを比較して、水没車をどのように扱うべきかを考えていきましょう。
水没車を修理する時の費用はどれくらい?
水没してしまった車を見ると、もう修理できないと思ってしまうかもしれませんが、水没車でも修理はできます。同じ水没車でも水没の程度によって修理費用が異なるため、まずは水没の程度を次のように分けて考えてみましょう。
●軽度の浸水
●シートの下まで浸水
●シートの上まで浸水
●エンジンやトランスミッションまで影響が出ている
自然災害によって車が水没した場合、単に水が車内に入ってきたというよりは、泥水が浸水してくる場合の方が多くなります。シートが泥水に濡れてしまうと、修理費用がかなり上がるため、シートまで浸水しているかが費用の大きな分かれ目になります。
大まかな目安になりますが、タイヤが水没するなどの軽度の浸水の場合は、おおよそ5万円ほどの修理額になります。またシート下まで浸水してしまった場合は、25万円ほどの修理費用がかかることが一般的です。
そしてシートの上まで浸水した場合であれば、約50万円の修理費用が必要になることが多く見られます。浸水してきた水の汚れ具合によっても金額は大きく変わりますが、大まかに分けると上記のような修理費用が必要です。もっとも高額なのはエンジンやトランスミッションまで水没した場合であり、100万円以上の修理費用となるケースもあります。
仮にエンジンやトランスミッション自体が使えないために交換が必要になれば、金額は100万円では足りません。車種によっても費用は大きく変わりますが、平均的な車種であれば、水没車の修理費用はおおよそ上記のように考えておくと良いです。年式が7年以上前の古い車になると、高額な修理費用を出して使い続けるよりも買い替えの機会と考えて、買取りを選択する方が良いこともあります。
水没車の買取りしてもらうといくらになる?
水没車を買取りしてもらうことはできないと思っておられる方も多いかもしれません。確かに中古車市場では水没車もしくは冠水車は敬遠されるのは事実です。しかし業者に買取りしてもらえる可能性が0%というわけではないので、最初から諦める必要はありません。
水没した車の中には、思いのほか高めの査定額が付く車種もあります。2015年式の水害車プリウスに25万円の値がついたことがありました。人気の高いSUV車になると、トヨタの2016年式C-HRに70万円、2014年式日産エクストレイルに27万円の値がついたこともあります。
ワンボックスの2015年式オデッセイには50万円、2014年日産エルグランドには76万円の査定額がつきました。軽自動車では、2016年式スズキのジムニーが7万円、2015年式ホンダN-BOXに5万円の査定額がついたこともあります。
もちろん年式や水没の状態にもよりますが、水没イコール0円というわけではないことが分かります。しかし水害車の買取りを依頼する時は、どこの業者でも良いというわけではありません。基本的には水害車の買取りに特化している業者や海外への販売販路を持っている業者の方が、査定額が高くなる可能性があります。
自然災害によって水没してしまった車でも修理すれば、引き続き乗れる可能性もあります。しかし修理費用は、数十万円から数百万単位となり、思った以上の出費になる可能性が高いです。修理をした後になって、水没が原因で故障が発生するリスクも否定できません。
特別に愛着のある車でないなら、修理をする前に査定に出し、査定額を調査するのも良い方法です。その査定額に基づいて修理をするか、買取りを依頼するのか決めるのが賢明です。
水没車を修理する場合は、加入している自動車保険の補償内容を確認しよう
水没車の修理を検討している方は、まずは加入している自動車保険(任意保険)の補償内容をチェックしましょう。自動車保険(任意保険)には「対人賠償保険」「対物賠償保険」など、多種多様な補償内容・特約がありますが、「車両保険」に加入しているのであれば、水没車の損害(修理代金など)の補償を受けられる可能性があります。
ただし、あらゆる状況で補償を受けられるわけではありません。「地震が原因で発生した津波による水没」など、補償対象外とされるケースもあります。実際、2011年に発生した東日本大震災では、津波によって多くの自動車が水没しましたが、補償対象外とされました。
また、洪水や大雨によって水没した車両に保険を使うと、ノンフリート等級が1等級ダウンし、保険料が上がることにもご留意ください。詳細に関しては、約款や保険会社の公式サイトなどで確認しましょう。
水没車の修理や買取り、廃車ならラチェットモンキーへ
洪水や大雨などで愛車が水没しても、「廃車するしかない」と諦めるべきではありません。水没の程度によっては、修理して乗り続ける選択肢もあります。
ただし、エンジンなどに影響が出ている場合は、修理費用が高額になるため、買取りに出す方が良いこともあるでしょう。どうするべきかお悩みの場合は、ラチェットモンキーにご相談ください。修理が可能な状態であれば修理を実施し、修理代金が高額になる場合は買取りもご提案いたします。
なお、水没車を買取る場合、修理して中古車として再度販売する以外にも、廃車として解体し、部品や金属に分けて再利用する方法もあります。一般的に中古買取と廃車買取は専門とする業者が異なりますが、ラチェットモンキーではどちらも取り扱っていますので、中古買取か廃車買取か、適した買取り方法でご提案できます。
香川県内であればどこでも無料出張査定をお受けしていますので、お気軽にご相談ください。
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2024.09.25│廃車