他府県や遠方から中古車を購入!登録費用や手続きを詳しく解説
車は決して安くない買い物なため、比較的安価に購入できる中古車を選ぶ方も少なくないでしょう。今の時代、ネットで情報を追えるため、住居を置いている県から出て他県で購入するケースも珍しくありません。
しかし他県で中古車を購入する場合、県内で購入するのと手続きに違いがあります。理解しておかなければ思わぬトラブルに見舞われてしまうでしょう。では県内で購入するのとは何が違い、何に気をつけなければならないでしょうか。
他県での中古車購入は余計な費用がかかる
中古車は新車に比べ安価なため、新車購入と比べ費用を抑えられます。しかし他県で購入する場合は話に違いがあり、単なる車を購入するだけでなく別途の費用もかかってしまうのです。他県での中古車購入でかかる費用としては主に以下があります。
★他府県登録費用
★陸送費
★キャンセル料
別途の費用以外に遠くの県から車を運ばなければいけない関係上、通常かかる費用も県内に比べ割増となる可能性も高いです。購入する中古車と場所によりますが県内で購入するケースに比べ費用がかかってしまうのは避けられません。
他県で購入する場合は余裕を持った金額で予算を決めておきましょう。
1万程度かかる他府県登録費用
車には県に応じたナンバーが登録されており、他県で中古車を購入する場合は自分の県とは違うナンバーであることがほとんどでしょう。ナンバーが他県になっている場合自分の県の物へ変更する必要があり、行う場合に他府県登録費用がかかるのです。
価格は場所により変わりますが大抵は1万から1万5千程度となります。予算を考える場合は登録費用分の約1万程度を視野に入れ考えましょう。
遠く困難な程費用の高額になる陸送費
購入したばかりの車は登録がされていないため運転して持っていけません。店舗から購入した本人の下へ運送する必要があり、行った際にかかるのが陸送費となります。
通販で手数料がかかるのと同じように、陸送費も遠ければ遠いほど費用が高額になるのです。あまりにも遠いと陸送費だけで10万程度もかかります。
しかし県が近い場合も2万程度かかるため決して安くありません。購入する場合は陸送費がどの程度かかるか予め見積りしてもらいましょう。
輸送が大変なためにかかるキャンセル料
他県から中古車を購入した場合は輸送する必要があります。購入のキャンセルを行った場合、既に輸送している途中のケースも多いためかかった費用分のキャンセル料が必要となるのです。キャンセルそのものが不可能となるケースもあります。
ケースによってはキャンセル料がかからない場合もあり、大抵は早い日程で決定した時です。購入しないにも関わらず費用を支払うのは無駄な出費となってしまうためキャンセルに関する取り決めと費用を確認しておきましょう。
直接的に関わらない間接的な費用にも気をつける
中古車購入をする時に関わってこない隠れた費用にも気をつける必要があります。他県で購入するということは、購入するため目的となる店舗まで遠出する必要があるのです。遠出をする分車のガソリン代や電車を始めとした乗り物の費用がかかります。
中古車をじっくり選ぼうと考える場合は何度も行き来する必要が出てくるためより費用が高くなるでしょう。単なる金銭的な話だけでなく時間を消費する点にも気をつけましょう。場所によっては休日を犠牲にする覚悟も必要となります。
他県で中古車を購入する際の手続き
県内で購入する時と違いはあれど大まかな手続きの流れは通常と変わりません。最初にすべきは車選びであり余計な費用と時間をかけたくない場合は目的の車を絞り込みましょう。見つけた後はメールや電話を使い見積もりを出してもらいます。
ネットを利用している時はサイトのサービスやシステムで見積り依頼できるケースも多いため活用させてもらいましょう。見積りに関しては提示された後、分からない部分は質問をした方がいいです。後でトラブルにならないよう費用の点についてはとことん追及しましょう。
店舗に着いた後の手続き
店舗に行った後は実物の中古車を店員に質問も交えて確認しましょう。特に質問しておきたいのは所有者と自動車税の支払い状況についてです。どちらも状況によっては名義変更ができないため、自分の車とするためには問題がない状態である必要があります。少しでも安価に購入したい場合は価格交渉を行いましょう。
不明点がなくなり購入が決定した後は契約を結びます。通常の中古車購入とは別途の費用が必要となるため、他の費用も含め支払方法は確認しておきましょう。契約をする際は内容を読み、納得できない点は説明を求めた方がいいです。
契約後は名義変更を行います。名義変更は自分で行うのと店舗に代行してもらう2つの方法がありますが、基本的には代行を任せることになるでしょう。名義変更で必要となるのは以下の書類です。
★印鑑証明書
★車庫証明書
★住民票
★自動車検査証
★前所有者の譲渡証明書と印鑑証明書
代行してもらう場合はプラスして委任状が必要となり、別途で3万程度の費用がかかる点にも気をつけましょう。自動車検査証と前所有者の書類は前所有者が用意する必要があるため、自分で用意する必要がある書類は最初の3つです。
店舗に行かずとも購入可能
目的となる中古車があまりにも遠い他県にある場合、行くのにも苦労します。店舗へ行くのに苦労する場合は直接的に行かずとも電話やメールで情報を送信してもらいやり取りして購入も可能です。
しかし直接自分の目で確認できないため、得られる情報が不十分になってしまいます。デメリットも理解した上でやり取りを行いましょう。
料金の支払いが終わった後は納車して終了
料金の支払いが終わった後は車が陸送されます。主な支払方法は以下の通りです。
★現金
★ローン
★クレジットカード
ローンの場合は購入前に審査を行わなければいけません。クレジットカードの場合は店舗により利用できるか変わるため、事前に確認しておく必要があります。
納車がされた後は中古車が正常に機能するか確認しましょう。他県から購入し陸送が必要となる場合、運ばれる途中で何かしら破損や故障の出るケースも考えられるからです。支障が確認できた場合は連絡を入れて対応してもらいましょう。
中古車の購入や点検・整備はラチェットモンキーへ
他県からの購入は細かな違い、気をつけるべき点はあれど基本は通常と同じです。一番のポイントとなるのは通常に比べ費用が高額になる点であり、新車を購入した方がいいケースも考えられます。中古車そのもののメリットばかりに惑わされず、本当に中古車で良いのか考え判断しましょう。
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2020.04.23│車両販売