車のバッテリーが上がる原因と対処法とは?やってはいけないことも解説
車のバッテリーは消耗品のため、運転していると必ず寿命を迎えます。また、電力量が不足しているとバッテリーが上がり、エンジンがかからなくなることも。 この記事では、スーパー整備工場のラチェットモンキーがバッテリー上がりの原因や対処法を詳しく解説していきます。
車のバッテリーが上がる前兆
次のような前兆が見て取れたら、バッテリー上がりを起こす可能性があります。
・エンジンがかかりにくい
・ライトが暗い
・パワーウインドウの開閉が遅い
・アイドリングストップしない
それぞれの詳細を解説していきます。
エンジンがかかりにくい
バッテリーが弱くなると、エンジンスターターへ供給する電力が足りなくなり、このような症状が発生します。
ライトが暗い
ライトの明るさもバッテリーが影響します。いつもより暗く感じる場合、バッテリーの電力が不足しているかもしれません。
パワーウインドウの開閉が遅い
パワーウインドウもバッテリーからの電力によって作動します。以前に比べて開閉が遅くなった、時間がかかるなどの場合は注意が必要です。
アイドリングストップしない
アイドリングストップは、一時的にエンジンを停止させる機能です。バッテリーから供給される電力が不足すると、正常に動作しなくなります。
車のバッテリーが上がる原因
車のバッテリーが上がる原因は、主に4つ考えられます。
・エアコンやライトを使いっぱなしにしている
・長時間放置している
・寿命を迎えた
・真夏や真冬など季節的な要因
それぞれ詳しく見ていきます。
エアコンやライトを使いっぱなしにしている
エアコンやライト、オーディオ機器といった電飾品はバッテリーを消費します。特に注意したいのがルームライトの消し忘れ。半ドアの状態で車を離れるとルームライトはつきっぱなしになります。バッテリーを上げる原因なので、ドアを完全に閉めたことを確認してから車を離れましょう。
長期間放置している
車を使わず長期間放置しても、バッテリーが上がります。電飾品を使っていないのに、なぜバッテリーが上がるのかというと、カーナビや時計の維持に電力が使われているから。できれば週に1回はエンジンをかけ、長距離ドライブでバッテリーを貯めることが好ましいです。
真夏・真冬など季節的な要因
バッテリーは温度の影響を受けます。例えば温度が上がるとバッテリー液の比重が低く、希硫酸濃度も薄くなります。そして、電力を消費するほどバッテリー液の比重が低くなり、バッテリーが上がりやすい状態になります。 反対に気温が下がるとバッテリーの化学反応が鈍くなり、性能も落ちるため本来の性能が発揮されにくくなるのです。
バッテリーが寿命を迎えた
普段の使用状況によって前後しますが、一般的なバッテリーは2〜3年で寿命を迎えます。そのため、定期的に点検しないと突然エンジンがかからなくなることも。ガソリンスタンドによってはバッテリー点検を無料で行ってくれるので、気になる方は依頼してみましょう。
車のバッテリーが上がったときの対処法
もし車のバッテリーが上がり、エンジンがかからなくなったらどうすればよいのか?対処法をまとめました。
ジャンプスタートをする
ジャンプスタートとは、他の車から電力をわけてもらい、エンジンを始動させる方法です。ただし、同じ電圧の車両であることが条件、ブースターケーブルが必要など、ややハードルの高い方法です。
ジャンプスタート用のモバイルバッテリーも販売されているので、こちらを常備しておくと安心でしょう。
ジャンプスターターを使う
ジャンプスタート用のモバイルバッテリーを「ジャンプスターター」といいます。メーカーやタイプによって価格は前後するものの、5,000円ほどで購入できるスターターもあります。
スマートフォンの充電に対応しているスターターも多いので、1台常備しておくと、いざという時も安心ですね。
任意保険の会社に相談する
任意保険に加入している場合、ロードサービスが付与されていることも多いです。保険会社によって利用条件が異なりますが、ロードサービスを利用しても基本的に等級は変わりません。
ロードサービスへ依頼する
JAFなどのロードサービスへ依頼するのも対処法の1つです。例えばJAFは未加入でもロードサービスに依頼できます。混雑時は会員を優先し断られる可能性もありますが、未加入でも依頼できるのはメリットといえるでしょう。
車のバッテリーが上がったときにやってはいけないこと
車のバッテリーが上がると気持ちが焦ってしまいます。しかし、やってはいけないことが2つあります。
・エンジンを何度もかける(セルを何度も回す)
・しばらく放置する
これらがなぜNGなのか?理由を見ていきましょう。
エンジンを何度もかける
エンジンを何度もかけようとするのは、やってしまいがちな行動です。しかしバッテリーが上がっている状態で何度もセルを回すと、バッテリーに負担がかかります。結果としてバッテリーの劣化が進み、さらに状況が悪化する恐れも。
しばらく放置する
一度上がったバッテリーは、放置しても自然に回復しません。なので、1分1秒でも早く対処する必要があります。
電気自動車はプラグインハイブリッド車は業者に依頼
電気自動車やハイブリット車もバッテリー上がりを起こします。補機用バッテリーならジャンプスタートやジャンプスターターで対処できますが、駆動用バッテリーは電圧が高く危険を伴います。そのため、一般人の点検や整備が認められていません。
もし電気自動車やハイブリッド車のバッテリーが上がったら、すぐ保険会社やロードサービスに連絡しましょう。
車のバッテリー上がりを予防する方法は3つあります。
エアコンやライト、オーディオ機器といった電飾品は使いすぎないように注意してください。真夏・真冬などはエアコンが欠かせませんが、車を離れる時は消す方がよいです。車が停止した状態で電飾品を使い続けると、どんどんバッテリーが消費されるため、バッテリーが上がりやすくなります。 高速道路などで渋滞に巻き込まれると、一時停止する時間が多くなります。バッテリーはエンジンの回転数に比例して充電量が多くなるため、渋滞時は十分に充電されません。そのため、渋滞を抜けた後はバッテリーを充電する目的で、長距離運転するとよいでしょう。 バッテリーは永続的に使えるものではありません。車に乗り続けていると必ず寿命を迎えます。運転の仕方によって寿命は前後しますが、ガソリンスタンドでもバッテリーの状態を点検してもらえるので、ぜひ有効活用してください。 車のバッテリー上がりに関して、よくある質問と回答をまとめました。 バッテリー上がり上がりは自然に回復しません。放置していると状態が悪化する恐れがあるので、早めに対処しましょう。 バッテリーの状況や季節などによって異なりますが、2週間〜1ヶ月ほど放置していると電力量が失われエンジンがかからなくなります。新しいバッテリーであっても、週に1度は一定距離を運転し充電することを心がけましょう。 どれだけ丁寧に運転していても、バッテリーが上がってしまうこともあります。ジャンプスターターを常備しておけば安心ですが、もしバッテリーが上がったら何度もセルを回さず、すぐ保険会社やロードサービスに連絡しましょう。 ラチェットモンキー 東バイパス本店 高松市伏石町513-1 TEL:087-864-5015 ラチェットモンキー ルート32号店 高松市西山崎町927-1 TEL:087-806-0032 ラチェットモンキー 屋島店 高松市高松町斉田2554-41 TEL:087-818-0380車のバッテリー上がりを予防するには?
・エアコンやライトを消す
・渋滞を抜けた後は長距離運転する
・定期的にバッテリーを点検してもらう
それぞれ詳しく解説していきます。エアコンやライトを消す
渋滞を抜けた後は長距離運転する
定期的にバッテリーを点検してもらう
車のバッテリー上がりに関してよくある質問
バッテリー上がりは自然に回復しますか?
車を何日放置するとバッテリーが上がりますか?
まとめ
なお、当社「ラチェットモンキー」は無料でバッテリー診断を承っています。今の状態が気になる方は、ぜひラチェットモンキーまでご相談ください。
2024.05.29