車の下取り価格がつかない！0円になる理由と対処法を徹底解説

ディーラーや中古車販売店に査定を依頼すると、下取り価格がつかないこともあります。
ここでは、スーパー整備工場の「ラチェットモンキー」が、下取り価格の仕組みについて詳しく解説します。0円を提示される理由や対処法もまとめているので、ぜひ参考にしてください。

車の下取り価格が0円になる理由とは？

車の下取り価格が0円になる理由は4つあげられます。

1.車の年式があまりに古い
2.走行距離が10万kmを超えている
3.事故車で修復歴がある
4.故障車・不動車で走行できない

それぞれの詳細を解説していきます。

車の年式があまりに古い

年式とは、車検証に記載されている初年度登録年月のことです。車は消耗品のため、年式が古くなるほど車体や部品が劣化していきます。
定期的なメンテナンスや部品交換を行えば5年、10年と乗り続けることもできますが、一般的には10年落ちの車は下取り価格がつきにくいと言われています。
例外として、旧車やクラシックカーと呼ばれる希少価値の高い車は、20年〜30年落ち以上でも高額で取引されています。

走行距離が10万kmを超えている

車の下取り価格は5万km刻みで下がる傾向にあります。5万kmであれば価格はつきやすいですが、10万kmを超えると査定額が0円になるケースも増えます。
というのも、車の寿命は10年もしくは10万kmと言われているからです。走行できる状態でも、様々な部品が劣化しています。故障するリスクもあるため、下取り価格がつきにくいのです。

事故車で修復歴がある

中古車業界では、修理歴と修復歴の定義が異なります。

・修理歴→骨格以外の修復（ボンネット、バンパー、トランク、ドアなど）
・修復歴→骨格の修復（フレーム、ピラー、ルーフパネル、ダッシュパネルなど）

骨格は車を支える重要な部分。修理しても目視では確認できない歪みが残る可能性もあります。そのため、修復歴ありの事故車は下取り価格が0円になるケースが多いのです。

故障車・不動車で走行できない

故障していて走行できない、修理が困難で不動車になっているような車は評価が低く、下取り価格がつきにくいです。故障車や不動車は修理の手間や費用が大きいため、業者側の利益も少なくなります。

費用が発生し赤字になることもある

車の状態によっては下取りできず、廃車手続きが必要になる可能性も。業者によって費用は異なるものの、自分で手続きを進めると数万円ほどかかります。つまり、赤字になってしまうのです。

「下取り0円と言われたけど、できれば有料で買い取って欲しい...」という方は一度、スーパー整備工場のラチェットモンキーまでご相談ください。

ディーラーや中古車販売店では下取り価格0円になることも多い

ディーラーや中古車販売店は一般的に、車の販売によって利益を上げています。例えばディーラーは新車の販売が主なので、値引きが難しい発売直後の車や、台数を伸ばしたいキャンペーン期間などには下取り価格を上乗せし、購入を促進することもあります。
しかし、買い取った車は放置するわけにいきません。中古車として再販売するか、廃車することになります。とはいえ廃車には作業費や人件費が生じるため、下取り価格を高く設定することが難しいのです。
一方、中古車販売店としても、販売できない車を引き取るメリットがありません。処分に費用のかかる車を0円で引き取るだけでも、ディーラーや中古車販売店としては精一杯のサービスといえます。

車の下取り価格が0円になった時の対処法

車の下取り価格が0円になった時は、以下の対処法をお試しください。

1.なぜ0円なのか理由を尋ねる
2.他の業者で見積もりを取ってみる
3.専門の買取業者へ相談してみる

それぞれ詳しく解説していきます。

なぜ0円なのか理由を尋ねる

まずは、下取り価格が0円の理由を尋ねましょう。業者側は車のプロなので、価格がつかない理由を丁寧に解説してくれます。

他の業者で見積もりを取ってみる

見積もりは無料でもらえるので、他の業者にも依頼し比較しましょう。自走できない場合などは、出張査定に対応している業者を活用するのがおすすめです。

専門の買取業者へ相談してみる

中には廃車買取を専門としている、もしくは得意としている業者もあります。独自の販路を保有しているため、他の業者では価格がつかなかった車でも買い取ってくれます。

下取り0円でも買取業者が買い取ってくれる理由とは？

ディーラーや中古車販売店が下取りできない車でも、廃車買取業者は有料で買い取ってくれます。その理由は3つあります。

1.中古パーツをリサイクルする
2.鉄などの資源をリサイクルする
3.海外へ売却する

独自の販路やノウハウがあるため、上記の手法を活用できるのです。それれは手法について詳しく解説していきます。