エコカー専用のバッテリーをご存知ですか？

以前と同じぐらいの大きさの車に乗り換えたのに、「以前の車に比べてバッテリーの値段が高くなってない？」と思われている方はいらっしゃいませんか？

実は最近の車には、燃費を良くするための「充電制御システム」というものが付いていることが多いのです。そして、このシステムが付いた車には、充電制御対応バッテリーで交換しましょう。

◆そもそも充電制御システムって？

充電制御システムは、コンピューターがバッテリーの充電状況を常にチェックし、十分電気が貯まっていると判断すると発電機を止めてしまうのです。発電機を回すのにはエンジンの力を使いますから、これを止めるとエンジンの負担が減る=燃費が良くなる、というわけです。しかしバッテリーにとってみれば、それまでは常に発電機から電気が送られてきていたのに、空腹時にしか電気を送ってくれない、充電と放電を短期間に繰り返すということになります。また、早く充電しないといつまでたっても充電が終わらない＝発電機が動きっぱなしで充電制御システムが付いてる意味がない、ということにもなります。

このように充電制御システム搭載車は、バッテリーにとっては過酷な環境と言えます。ですので、充放電の繰り返しに耐え、短時間でも充電が終わる高性能なバッテリーが必要になります。それが充電制御バッテリーなのです。

◆どんなクルマについているの？

充電制御車を外観から見分けることは困難です。下記のようなステッカーが貼られているお車は充電制御車の可能性大です。

最近の新しいお車には、充電制御システムが急速に進んでいます。このステッカーもよく見かけますよね(^.^)エコカーには、バッテリーへの負荷も考慮し、充電制御バッテリーを搭載しましょう！充電制御バッテリーはノーマルタイプに比べて高価にはなりますが、高性能なので従来のバッテリーに比べて寿命も長いので、充電制御システムが無いお車にもお勧めできます。特に短距離しか走らない方＝充電時間が短くなりがちなお車に載せると、バッテリー上がり防止に効果的です。

◆アイドリングストップ車には

さらにここ数年、停車時にエンジンを止めるアイドリングストップ機能が付いた車が急速に増えています。この車は頻繁にエンジンをかける＝頻繁に大電力を使う、ということで充電制御車以上にバッテリーには過酷な環境になります。アイドリングストップ車には専用規格の高性能で交換することをお薦めします。