廃車に必要な書類とは?手続きの流れや費用相場も紹介
今まで乗っていた車を廃車にする際は、様々な書類が必要です。また、廃車を依頼する業者によっては費用が発生することも。
この記事では、スーパー整備工場の「ラチェットモンキー」が廃車に必要な書類や手続きの流れを詳しく解説します。
費用の相場もまとめているので、ぜひ参考にしてください。
廃車手続きとはどのようなもの?
廃車手続きには「永久抹消登録」と「一時抹消登録」の2種類あります。
・永久抹消登録→その車を再使用せず解体する
・一時抹消登録→車の使用を一時的に中断する
それぞれの違いはこちらでも詳しく解説しています。
一時抹消登録と永久抹消登録の違いについて教えてください
廃車手続きをしないとどうなる?
乗らない車を廃車にせず放置していると、自動車税や駐車場代などの維持費が発生し続けます。車検が切れている、故障で動かないなど、どのようなことが原因でも同様です。
なお、自動車税の支払いを怠ると延滞金が生じたり、差し押さえの対象になったりする可能性があります。なので廃車予定の車は放置せず、1日でも早く手続きを進めましょう。
廃車手続きに生じる費用や期間
廃車手続きにかかる費用は、自分で進めるか業者に依頼するかによって異なります。
自分で廃車手続きを進めると、2万〜5万円ほどの費用がかかります。費用の内訳と相場が以下のとおり。
解体費用 | 1万〜2万円 |
運搬費用 | 5,000円〜1万円 |
リサイクル料金 | 8,000円〜2万円 |
合計 | 2万3000円〜5万円 |
費用相場は業者によって異なるので、詳しい内訳は見積もりをもらって確認しましょう。また、廃車にかかる期間は1〜10日ほどが目安です。
・永久抹消登録→3日〜10日
・一時抹消登録→1日〜3日
業者や陸運局・軽自動車検査協会の混雑状況によって異なるので、スケジュールに余裕を持って進めると安心です。
廃車手続きは自分でやらない方がいい!その理由について
廃車手続きは自分で進めることもできますが、業者に依頼する方が安心です。その理由は3つあります。
1.必要書類の準備が大変
2.陸運局の営業時間は平日の日中のみ
3.諸費用が生じる
それぞれ詳しく解説していきます。
1.必要書類の準備が大変
廃車手続きを進める際、下記のような書類が必要です。
・車検証
・自賠責保険証明書
・印鑑証明書
・委任状
・本人確認資料
・ナンバープレート
これらの書類をすべて自分で揃えるのは大変でしょう。手元にない場合は再発行しなければいけないので、より手間が生じます。
2.陸運局の営業時間は平日の日中のみ
陸運局や軽自動車検査協会は、営業時間が限られています。平日8時45分〜11時45分、13時〜16時のみ受け付けており、土日祝日および年末年始は休業日となっています。会社員として働いていると、この時間帯に行くことが難しいでしょう。
3.諸費用が生じる
廃車手続きには以下ののような費用が生じます。
解体費用 | 1万〜2万円 |
運搬費用 | 5,000円〜1万円 |
リサイクル料金 | 8,000円〜2万円 |
合計 | 2万3000円〜5万円 |
車種によって費用は異なるものの、2万〜5万円ほどかかることが多いです。しかし廃車買取業者に依頼すればこれらの費用が発生しません。無料で廃車にできるので、ぜひご活用ください。
業者に依頼すれば廃車も簡単
廃車手続きを進めてくれる業者は、ディーラー・カー用品店・中古車販売店などがありますが、中でもおすすめは「廃車買取業者」です。
廃車買取業者は解体費用や運搬費用などが無料で、手続きも代行してくれます。土日祝日も営業しているので、忙しい方にもおすすめです。
廃車手続きに必要な書類
廃車手続きに必要な書類が以下の通りです。
・車検証
・自賠責保険証明書
・印鑑証明書
・委任状
・本人確認資料
・ナンバープレート
依頼する業者によって異なることもありますが、基本的に上記の書類は提出を求められるので、早めに揃えておくとよいでしょう。
続いて、各書類の概要や準備する方法を紹介していきます。
車検証
一般的にはダッシュボードに保管しているので、準備の手間はかかりません。廃車手続きに必須の書類なので、紛失した場合などは事前に再発行しておきましょう。車検証なしでも廃車にできる?必要な手続きや注意点を徹底解説
自賠責保険証明書
自賠責保険証明書は、車検証とあわせて保管していることが多いです。廃車時は自賠責保険も解約しなければいけないので、忘れず準備しましょう。
なお、廃車が完了すると自賠責保険の還付金を受け取れます。詳しい手順などはこちらの記事でまとめているので、参考にしてください。
廃車にすると払い過ぎた自賠責保険料が返金されるってホント?
印鑑証明書
印鑑証明書は役所の窓口やコンビニで発行できます。発行日から3ヶ月以内のものを提出しなければいけないので、有効期限にはお気をつけください。
委任状
委任状とは、所有者以外の代理人に申請を任せる際に必要な書類。廃車買取業者に手続きを依頼する場合、委任状の提出を求められます。こちらのサイトでテンプレートをダウンロードできるので、ぜひ活用してください。
本人確認資料
運転免許証や健康保険証、マイナンバーカードなどが本人確認資料に該当します。廃車だけでなく保険を解約する時も必要なので、手元に準備しておくとスムーズに手続きが進みます。
ナンバープレート(自動車登録番号・車両登録番号)
ナンバープレートは車の前後2箇所に付いているため、特別な準備は不要です。
廃車手続きの流れを種類別に紹介
業者に依頼するか、自分で進めるかによって廃車手続きの流れは異なります。ここではそれぞれの流れを詳しく見ていきます。
廃車買取業者に依頼する場合
廃車買取業者に依頼する場合は次のような流れで進みます。
1.必要書類を準備する
2.廃車買取業者に依頼する
3.査定額の連絡を受け取る
4.車の引き取り日時を決める
5.引き渡し後、通知書を受け取る
手順の詳細を解説していきます。
まずは廃車に必要な書類を準備します。車検証や自賠責保険証明書はすぐ準備できますが、印鑑証明書は役所やコンビニで発行しなければいけません。
2.廃車買取業者に依頼する必要書類を揃えたら、廃車買取業者に手続きを依頼しましょう。ホームページや電話で連絡し、廃車にしたい旨を伝え、案内に従いスケジュールを決めていきます。
3.査定額の連絡を受け取る担当者が確認し車の査定額が算出されます。依頼する業者によって査定額に差が出ますが、当社ラチェットモンキーはどのようなお車でも最低0円から買い取りいたします。
4.車の引き取り日時を決める
査定額に納得したら、廃車にする車の引き取り日時を決めます。自走できる場合は持ち込んでもよいですが車検証がない、もしくは車検が切れている場合は運転してはいけません。
例えば車検切れの車を運転すると「道路運送車両法違反」となり、違反点数が6点加算され30日間の免許停止処分が下されます。なのでレッカーなどで引き取ってもらいましょう。
車の引き渡しが完了すると、業者が代わりに廃車を進めてくれます。時期や混雑状況によって所要日数は異なるものの、3日〜10日ほどが目安です。そして廃車が完了すると、下記の通知書が郵送で届きます。
【普通車の場合】
・登録事項等証明書
・登録識別j情報等通知書
【軽自動車の場合】
・検査記録事項等証明書
・自動車検査証返納証明書
自賠責保険を解約する時などに必要なので、紛失しないように気をつけましょう。
自分で進める場合
自分で廃車手続きを進める場合の流れは次の通りです。
1.業者に解体を依頼する
2.解体通知書とナンバープレートを受け取る
3.必要書類を準備する
4.陸運局もしくは軽自動車検査協会で手続きを進める
5.通知書が届き次第、還付金を受け取る
それぞれの詳細を見ていきましょう。
まずは業者に車の解体を依頼します。ディーラーや中古車販売店、整備工場などに依頼できますが、「自動車リサイクル法」の許可を受けている業者を選びましょう。
なお、解体には費用が生じます。
解体費用 | 1万〜2万円 |
運搬費用 | 5,000円〜1万円 |
リサイクル料金 | 8,000円〜2万円 |
合計 | 2万3000円〜5万円 |
依頼する業者によって費用が異なるので、事前に確認しておくと安心です。 2.解体通知書とナンバープレートを受け取る
解体が完了すると、通知書とナンバープレートが受け渡されます。陸運局や軽自動車検査協会に提出するものなので、紛失しないよう注意してください。
3.必要書類を準備する
自分で廃車手続きを進めるにあたり、下記の書類が必要です。
・車検証
・自賠責保険証明書
・実印
・印鑑証明書
・委任状
・本人確認資料
・解体通知書
・ナンバープレート
抜け漏れがあると手続きを進めることができないので、早めに準備しておきましょう。
必要書類を揃えたら、管轄の陸運局もしくは軽自動車協会で手続きを進めます。営業時間は平日8時45分〜11時45分、13時〜16時。平日の日中のみ営業しているので、時間内に足を運ばなければいけません。
5.通知書が届き次第、還付金を受け取る
陸運局・軽自動車検査協会での手続きが完了すると後日、「廃車通知書(証明書)」が届きます。
そして通知書を持って指定の金融機関に行くと、自動車税などの還付金を受け取ることができます。なお、振り込みにも対応しているので、廃車手続きの際に還付方法を確認しましょう。
関連記事>>廃車にするといつ還付金を受け取れる?正しい手続きや注意点を解説
家族や友人など代理人に廃車手続きを依頼する場合
事情により所有者本人が陸運局や軽自動車検査協会に行けない場合、代理人に依頼することも可能です。普通車の場合は「委任状」、軽自動車の場合は「申請依頼書」を準備しましょう。
なお、それぞれのテンプレートは下記からダウンロードできます。
>>委任状(国土交通省)
>>申請依頼書(軽自動車検査協会)
まとめ
廃車手続きを進めるには、書類を準備したり陸運局・軽自動車検査協会へ足を運んだりなどの手間が生じます。必要書類を揃えればスムーズに進めることができますが、陸運局や軽自動車検査協会は営業時間が平日のみなので、忙しい方は代行業者へ依頼するのがおすすめ。
当社「ラチェットモンキー」は廃車買取や手続きの代行も対応しており、どのようなお車でも最低0円から買い取らせていただきます。香川県内であれば無料出張でお車を引き取りますので、ぜひご相談ください。
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2022.07.12│廃車